「発達障害」をご存じですか?
- [公開日:2021年4月1日]
- ID:2562
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発達障害の特性がある人には、一見してわかりにくい“生活のしづらさ”があります。例えば、多くの人が平気と感じる、音や光、味やにおいなどに苦痛を感じることがあります。また、じっとする場面と分かっていても、声が出たり、体が動いてしまいます。
どんなことに困っているのか、どのようにすれば生活しやすくなるのか、障害のある人とない人が互いに尊重し、支え合う「共生社会」の実現をめざして、一人ひとりができることを考えていきましょう。
発達障害とは
主に次のような特徴があり、重複することが多く、症状はさまざまです。決して親の育て方や環境などが原因ではありません。特性を理解して見守り、必要があれば落ち着く空間に誘導したり、肯定的な対応をお願いいたします。
社会面(対人面)の特徴
1.自閉スペクトラム症(ASD)
- コミュニケーションや関係づくりが苦手
- 行動や興味や関心のかたよりがある
- こだわりが強い、感覚の過敏
行動面の特徴
2.注意欠如・多動症(ADHD)
- 集中できない「不注意」
- じっとできない「多動性」
- 考えるよりも先に行動する「衝動性」
学習面の特徴
3.限局性学習症(SLD)
全般的な知的発達の遅れではなく、「聞く、話す、読む、書く、計算する」など特定の能力が困難
発達障害者支援法での定義
自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であって、その症状が通常低年齢において発現するもの
「発達障害啓発週間」(4月2日から8日)
4月2日は国連が定めた「世界自閉症啓発デー」で、日本では、毎年4月2日から8日を「発達障害啓発週間」としています。シンボルカラーは「青(ブルー)」で、この期間、大阪城や東京タワーなどがブルーにライトアップされます。
問い合わせ先
福祉課障害福祉係(市役所本館1階) 0745-44-3491
奈良県発達障害支援センター「でぃあー」 0744-32-8760
(奈良県磯城郡田原本町多722番地 奈良県障害者総合支援センター内)