御所市地域公共交通計画を策定しました

「地域にとって望ましい地域旅客運送サービスの姿」を明らかにする「マスタープラン」であり、地方自治体が地域の移動に関する関係者を集めて法定協議会での協議を行って作成するものです。 地域公共交通計画は、地域の社会・経済を交通の面から支える基盤となるものです。

本計画の策定にあたっては、「御所市第6次総合計画」を上位計画として、「御所市都市計画マスタープラン」、「御所市第2次まち・ひと・しごと創生総合戦略」をはじめとするまちづくり計画や、「御所市総合交通戦略」などの関連計画と整合を図りながら策定したものとなります。

本市では、近鉄・JR御所駅周辺の新たなにぎわい拠点整備などのまちづくりを進めているほか、2023年（令和5年）1月から市北部と南部の需要に応じたコミュニティバスとデマンドタクシーの実証運行を開始していることから、本市における交通とまちづくりの関係はより密接になりつつあります。一方で、人口減少や少子高齢化が進行していくなかで、公共交通が果たす役割はますます重要となり、その維持・確保を図る必要があります。

こうした状況のなか、本市では、2010年（平成22年）3月に「御所市地域公共交通総合連携計画」を、また2019年（平成31年）3月には「御所市内公共交通運行効率化計画」を策定しています。さらに、2023年（令和5年）3月には「御所市総合交通戦略」を策定し、関係行政機関や公共交通事業者、地域住民と連携して地域公共交通の利便性向上や効率化、利用促進等に取り組んでいます。このことから、「地域公共交通の活性化及び再生に関する法律（2007年（平成19年）法律第59号）」の改正に基づき「御所市地域公共交通計画」（以下「本計画」という。）を策定し、持続可能な地域公共交通の維持・確保・改善を戦略的に推進します。

2023年度(令和5年度)から2027年度(令和9年度)まで