平成25年度末までに財政の健全化を図ります
- [公開日:2016年2月3日]
- ID:593
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広報ごせ(昨年10月号や本年5月号)及び御所市ホームページでもすでにお知らせしたとおり、平成20年度決算が出た結果、平成19年に公布された「地方公共団体の財政健全化に関する法律(いわゆる健全化法)」に基づき、「地方公共団体の財政の健全性に関する比率(いわゆる4指標)」のうち、実質赤字比率及び実質公債費比率の2つの指標が早期健全化基準を超え(下表参照)、「健全化団体(俗にいうイエローカード)」に該当することになりました。
従いまして、平成21年3月に策定した「御所市再生アクションプラン」を基にして、平成22年3月までに「財政健全化計画」を策定し、健全化を図らなければなりません。
なお、この計画については、策定し次第、広報ごせ及び御所市ホームページに掲載し、市民の皆様に詳しい内容を報告していきたいと考えています。
用語の説明
- 一般会計とは・・・
市の中心となる行政運営の基本的な経費を網羅して計上したもの。 - 実質赤字比率とは・・・
市の標準的な収入に対する一般会計等の赤字の割合です。 - 連結実質赤字比率とは・・・
市の標準的な収入に対するすべての会計の赤字や黒字を合算した額の割合です。 - 実質公債費比率とは・・・
市債(借入金)の返済額及びこれに準じる額の大きさを指標化し、資金繰りの危険度を示します。言い換えれば、市の標準的な収入に対する借金返済額の割合を示しています。 - 将来負担比率とは・・・
市の一般会計の市債(借入金)や職員の退職金等、将来支払っていく可能性のある負担等の残高の程度を指標化し、将来財政を圧迫する可能性が高いかどうかを示します。
端的に言うと、一般会計等が将来的に負担すべき実質的な負債額が市の標準的な収入に対してどのくらいあるかを示しています。
御所市の「地方公共団体の財政の健全性に関する比率」
実質赤字比率 | 連結実質赤字比率 | 実質公債費比率 | 将来負担比率 | |
---|---|---|---|---|
御所市 | 16.31% | 12.48% | 25.8% | 292.3% |
早期健全化基準 | 13.74% | 18.74% | 25.0% | 350.0% |
財政再生基準 | 20.00% | 40.00% | 35.0% | ― |
Q&A 市民の皆様のご心配や疑問にお答えさせていただきます
Q1 御所市も、夕張市と同じように再建することになるの?
A1 御所市は健全化法でいう「健全化団体」で、夕張市は「再生団体(俗にいうレッドカード)」になるため、財政状況が悪いという点では違いがありませんが、その度合いが違います。そのような訳で、本市では市税及び使用料の徴収強化、総人件費の抑制等により収支改善を図り、できる限り市民サービスを低下させない方法で財政健全化に取り組んでいきたいと考えています。
Q2 財政を健全化するには、どのくらいの期間がかかるの?
A2 基本的には、決まった期間はありませんが、社会情勢の変化等を鑑み、平成25年度末までに累積赤字の解消を行いたいと考えています。
Q3 累積赤字の解消も重要だけど、明るい話題はないの?
A3 市内で京奈和自動車道の工事が始まろうとしています。これを契機に企業誘致を積極的に推進し、雇用の拡大と市税収入の増加を図るとともに、観光戦略にも力を入れ、市の活性化を図っていきたいと考えています。