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あしあと

    救急医療機関・救急車の適正利用にご協力ください。

    • [公開日:2024年3月29日]
    • ID:3918

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    令和6年度より「医師の働き方改革」が始まることに伴い、私たちの「医療のかかり方」にも見直しが必要です。

    みなさんのご協力をお願いいたします。

    「医師の働き方改革」って何?

     この改革が推進される背景には、医療機関における長時間労働の常態化と、医師の休日確保が困難であるという問題があります。 長時間労働は、精神疾患などによる労働意欲の減退、出生率の低下による人口減少加速など、長期的には労働力の低下を招くとされており、この問題は医師にとっても例外ではありません。

     このことより、令和6年度から医師の時間外労働時間は原則として、年960時間、月100時間未満に制限されます。(時間外労働時間の上限は一般の業種では年720時間です。)

     医師の休息を確保するために、私たちには何ができるでしょうか。

    私たちにできること

     医師の健康を守ることは、国民の健康を守ることにつながります。そのために私たちができることは、「医療機関の適正受診」(上手に医療にかかること)を心がけることです。特に救急医療機関や救急車の利用については、緊急性があるかどうか相談ダイヤル(#7119や#8000)などに相談してから受診するようにしましょう。

     誰もが安心して適切な医療を受けることができるよう、みなさんのご協力をお願いいたします。

    上手な医療のかかり方とは

    かかりつけ医をもちましょう

     かかりつけ医とは、日ごろから患者さんの体調や生活習慣、病歴などを把握し、日常的な診療や健康管理上のアドバイスなどをしてくれる身近なお医者さんです。

    かかりつけ医をもつメリット

    • 常日頃から身体のチェックをしてくれます。
    • 必要な時には、専門医や専門医療機関を紹介してくれます。
    • 予防接種や介護に関すること、何科を受診するか迷ったときにも相談が可能です。
    • いつも診察を受けているかかりつけ医に診てもらうことで、カルテの情報などから総合的に判断し、適切な医療が受けられます。

     健康診断や予防接種、体調悪化時の病院受診などをきっかけに、身近なかかりつけ医を探しましょう。かかりつけ医を1人に決める必要はありません。女性は、内科と産婦人科など複数の診療科を決めておくのも良いでしょう。お子さんの場合には、小児科が一般的です。高齢者や身体の不自由な方は、往診や訪問診療等に関する相談にも対応している医療機関が望ましいでしょう。

    上手なお医者さんへのかかり方

    診療時間内に受診

    • あらかじめ、診療時間や休診日を確認してください。
    • 時間外・休日診療は避けましょう。
    • 比較的症状が軽いうちに、仕事や用事を調整して受診しましょう。

    診察時に伝えること

    ・気になる症状は?

     「いつから」 例:今朝から、1週間前から

     「どこが」 例:のどが、お腹が(症状のある部位)

     「どんな風に」 例:ズキズキする、チクチクする(痛みや苦しさの様子をできるだけ詳しく伝えましょう)

     「どんなとき」 例:立ち上がった時、階段をあがるとき

    ・今までかかったことのある大きな病気はありませんか?

    ・薬や食べ物によるアレルギーはありませんか?

    ・家族に同じような症状はありませんか?


    患者さんがお子さんや高齢者などで付き添いが必要な場合は、患者さんのそれまでの様子がわかる人が付き添いましょう。(食事の状況や飲ませた薬の種類や時間など)

    救急車を呼ぼうか迷うときは

    全国版救急受診アプリQ助のご案内

     その時の症状を選択していくと、緊急度に応じた必要な対応(「今すぐ救急車を呼びましょう」「できるだけ早めに医療機関を受診しましょう」「緊急ではありませんが医療機関を受診しましょう」または「引き続き、注意して様子をみてください」)が表示されます。

     救急車を呼ぶか迷ったときに役立つアプリですので、ぜひご利用ください。

    全国版救急受診アプリ