トビイロウンカの飛来が確認されました
- [公開日:2021年5月31日]
- ID:3133
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トビイロウンカの注意報が発令されました
令和3年5月26日、奈良県病害虫防除所よりトビイロウンカの注意報が発令されました。
昨年、御所市に大きな被害をもたらしたトビイロウンカですが、今年は昨年よりも1か月早く飛来が確認されています。さらに飛来量も平年より多いとのことです。
今年も大きな被害が予想されます。防除を行ってください。
奈良県病害虫防除所 注意報
トビイロウンカの生態
トビイロウンカは海外より飛来する害虫です。日本には成虫が梅雨期の気流に乗って飛来し、稲に卵を産み付けて増殖します。生まれてから卵を産むまでの1世代は約30日であり、収穫時期に向けて世代を交代しながら増殖していきます。飛来した1匹から2000匹に増えるという研究結果もあり、被害防除には田植え時および現在飛来したトビイロウンカが生んだ卵が孵り、幼虫が出てくる時期に農薬を使用することが有効です。
今年については、幼虫が出てくる時期は6月中旬と予想されています。
トビイロウンカの防除方法
これから田植えをされる方はフルスロットル、ゼクサロンなどの箱粒剤(トリフルメゾピリムを含むもの)を田植え時に使用してください。
すでに田植えを済ませている方で、田植え時に箱粒剤による処理をされていない場合は6月中旬にスタークル、ゴウケツモンスター等の移植後に使用可能な薬剤を使用してください。